神戸六甲山系のノジギク探索メモ

神戸のノジギク分布マップ 





イラスト工房 ユニ


当サイトは 六甲山系の野路菊探索中の 筆者のメモ用に作成しているものです。  
一般の神戸の野路菊に興味のある方にも閲覧できるように加筆しました。  もともと筆者のメモ用なので 乱雑な文章であることを ご容赦ください。

ー − − − −

神戸は野路菊自生の日本最東端に当たる。 また最北端でもある。
しかし全く注目されず 雑草とみなす人達が多く 伐採に追われている。


2010ー2012年に 六甲山および六甲山系の山々のふもと で発見したノジギク自生点を細かく 記載したメモ。    2014年も開花期に調査を続行。 
ほとんど神戸市内のやや高所。  但し 寒さに弱いため400M以上の高所 ではほとんど生育しない。
そのため山のふもと つまり住宅地として開発された場所が主となる。  私有地がほとんどで入り込めない場所が多い。

2010年11−12月調査分
2011年11−12月調査分 
2012−14年 ・・・調査途中
nojigiku nojigiku nojigiku

<分布>

* 庭などで他の菊類と共に栽培されているもの
* 近くに他の菊類があり交雑の可能性のあるもの
* 姫路など遠方のものを移植されたらしいもの
などは特別な理由のあるもの以外は除外し 自生ノジギク を重点としている。

但し神戸市ではほとんどの地域が宅地として開発されているため コンクリや石垣の隙間にかろうじて生き残っているものが大部分である。
六甲山系南側 と 六甲山系北側 とは分けている。
どちらも探索途中。
     nojigiku    nojigiku

 ー 南六甲  −
≪東灘区≫

岡本付近 
野路菊の日本での東限は 岡本6丁目あたりなのが確認された。
「岡本八幡神社」 「八幡谷」 あたり。
住宅地として開発されているのでコンクリートや石垣が多く ノジギクはそれらの隙間から 生えている。
キバナノジギクもある。  
この地点より東をかなり精査したが見当たらないので日本東限なのは確実。

住吉川上流 − 六甲山頂 
落合橋より上流には川べりに若干存在するが数は意外に少なく イナカギクまたはシロヨメナ ばかりが目立つ。
当ルート(住吉道)での最北点は 五助ダムあたり(写真)。
ここより上に生育は無く 六甲山上では近縁種の リュウノウギクが多少自生。  ノジギクと 間違う人が多い。


渦森台 ・・・ 大変な数のノジギク。  まさに圧巻!

  六甲山系のノジギク としては最大の集積地。
  
「渦森橋バス停」−「渦森台バス」の間を中心に道路沿いの緑地 住宅地周囲の原野 などに 数百 数千株。    数万株あるかも。 
状況からみて移植されたものではなく 古い植生を残した緑地に自生ノジギクが生き残ってきたものと見られる。
範囲の広さ 花の数は 姫路大塩の「日笠山」に匹敵するかそれ以上と思われる。   しかし特に保護されていないため他の野草や笹と混在し 雑草的に生えている。


≪灘区≫  

六甲ケーブル下
六甲ケーブル「六甲ケーブル下」駅 東北約300M。
翠光園奥 油コブシ登山口入り口付近
キバナを含む数十株の元気な群落。
伐採されるかもしれないのが心配。
明治40年に牧野博士ないし山鳥吉五郎氏が兵庫県で最初に発見した地点と同じかどうかは分からない。

上記やや下(南) マンション「ライブタウン翠光」全面 
古い植生を残した前面の緑地。
生き残りのノジギクとみられる。
但し 今年は伐採漏れ
(昨年は伐採されて見られなかった)



上記マンションの西側隣接地
ノジギク10株ほどの群落が数箇所あり。  明らかに昔からの自生の生き残り。

長峰台 (都賀川上流)
都賀川ぞい灘丸山公園東側あたり。
殊に小さな橋を渡って小道ぞいに点在。 笹などに囲まれながら少しずつ自生している。 合計するとかなりな数になる。
キバナも少なからず存在。



城の下通  (青谷川ぞい) 青谷橋から妙光院に至る青谷川べり
全体的にコンクリート や石におおわれているが 隙間などから分散的にかなりの数が自生している。 キバナノジギクも混じる。 
土壌部分はほとんど無く 生育条件は厳しい。



 鶴甲1、 一王町 「神戸大国際文化学部」あたり
神戸大学国際文化学部 正面入り口前の川にかなり生育あり。  
但しコンクリ張りのため 隙間から生えている。   合計すると100」株はある。
神戸での典型的な形態のノジギク。 ロッコウノジギクとでも命名すべきか?



≪中央区≫

神戸市バス「山本通4丁目」停留所あたり 
市バス「山本通4丁目」 少し西の細い坂道を上がる。
金星台やや東。
小群落数箇所。
舌状花が長く 12−3枚のもの。  キバナもある。

なお 金星台 ビーナスブリッジ 諏訪神社等には周囲の状況からみて存在するはずなのに全く存在なし。   おそらく雑草と見なされて伐採されつくしたものと思われる。

諏訪山町4−諏訪山町6付近 
山手女子中高校舎横の坂道を上がると諏訪山町。 崖に多数。 合計数百株になるかもしれない。
空き地 道ののり面 崖などに自生ノジギクの小群落が点在。



山手学園(中高)門の前の川 
川のふち 川べりの崖 に小群落が無数にあり 花期にはかなり目立つ。
中央区では有数の野路菊の花園。
無視できない地区。



山手大学から山手中高の校舎に至る川沿いの道の崖やのり面にも 美しいノジギクの群落が点在する。





諏訪山町から「山手学園」を中心とした地区は やや分布は広い範囲にわたり 神戸では有数の自生地点の一つである。 (自生生き残り地点 というべきか)。
しかし このあたりも伐採に追われており 生育はかなり厳しい状況。

≪兵庫区≫

平野谷川 五宮町 あたり  僅かながら存在する。 

山王町 大山咋神社あたり

「大山咋神社」 やや東に少し目立つ小群落が2−3箇所あり。

石井町あたりおよび「夢野八幡神社」付近。

氷室町1丁目7−2 あたり
「夢野八幡神社」あたり  
「千鳥地区急傾斜崩壊防止区域」標識 あたり
このあたりは住宅地ながら かなりの群落が生き残っている。  花期にはとても美しい花園になる。
↓ 注目点 

夢野八幡神社南 「烏原神社」という神社跡らしい空き地。
300-400平米の空き地に ざっと数百株が密生。
神戸ノジギクとして注目すべき地区の一つ。  


神戸電鉄「鵯越」駅 すぐ北側 線路沿いの崖
* 舌状花 がきっちり14枚 葉3裂のもの の小群落あり。(写真)。  近くにリュウノウギクも。

* 駅南がわ両側の崖にも 各10-20株くらいずつ点在している




神戸電鉄「鵯越」 − 「丸山」駅
途中の東側線路沿いに小群落が点々と存在。   別に西側にも。

≪長田区≫

神戸電鉄「丸山」駅  周辺
上り駅北よりの斜面
やや距離あり。 自生地も線路に下りないと写真を撮るのが困難。
写真は遠くから無理やり撮ったもの。



神戸電鉄「丸山」駅 より少し歩く。 「檜川町」

檜川町1丁目7  神鉄線路ぞいの道に群落少し。
「檜川町3丁目2」の標識の階段を上がった行き止まりの土地や道に  注目すべき自生点を発見。!!!   
  守られている形跡はなく 雑草的に生えている。 数百株はあると思われる

長田区 「鹿松町」あたり

鹿松町1丁目 シシケ池へ行く道 老人ホーム「長田すみれ園」前 を中心に小中群落がかなりあるのを確認。  また 鹿松町2丁目でも確認。   丸山付近と並んで昔は相当な群落地であったと思われる。

* 「丸山駅」周辺及び檜川町 鹿松町あたりは数の多さから  神戸の自生ノジギク の最注目地点 の一つ。

神戸電鉄「丸山」 − 「長田」 間 
線路沿い東側斜面にかなり濃密な群落が2−3あり。
線路に下りない限り 写真撮影ができないのが残念。

神戸電鉄「長田」駅  の下
駅下の崖に群落点在。  株当たり花の数がとても多い。
 やや花首が短い以外はノジギクそのものの特徴。

しかしここは伐採に追われ 咲く年と咲かない年がある模様。



神戸電鉄「「長田」 − 「湊川」駅
湊川 から二つ目のトンネルを出たすぐの崖に 数株


≪須磨区≫

月見山 離宮公園あたり

山陽電鉄「月見山」駅より。
「離宮公園」の東、西の外側道路沿い 水野町あたり 天井側公園あたり。
小群落があちこちにある。  中にはかなり大きな群落も。
離宮公園の中に自生地があったはずながら全部伐採されてしまっている模様。  これは公園の外側周囲に のみ少なからず生き残っていることから分かる。 

山陽電鉄「須磨」駅近く

「須磨駅」北側すぐ東の空地(山電用地?)
潮見台町2丁目2あたり
キバナを含む元気な株10株ほど。
明らかに自生の生き残り。

潮見台町1−1
潮見台ハイツ 向かい側 10−20株ほど点在。 写真省略。

潮見台町3丁目 「潮見台公園」
自生の生き残りとおもえるものが数十株点在。   写真省略。

一の谷
二級河川 川起点」という標識の付近

10−20株の小群落が数か所あり美しい景観を作っている。 
神戸では注目すべき場所にはいる。





グリーンハイツ付近

グリーンハイツ という広大な団地の最高部からかなり下の川沿いの崖などに 小群落が点在する。
「潮音寺」近辺にも。
このあたりも注目点の一つ。

国道2号線沿い「須磨一の谷プラザ」東横



自生生き残りとみられる小群落。

総じて 「一の谷川」 沿いは神戸の代表的な自生地の一つに数えられる。

一の谷2丁目
須磨浦公園東側の北。 

住宅地ながら空き地などにかなりのノジギクが生き残っている。

幼くして亡くなられた安徳天皇を祭る宮。
近隣のノジギクが丁寧に花壇として植えられている。
小さい宮ながら境内に自生生き残りと思われるノジギクが点在。   近所の人々に守られていると思われる。

一の谷2丁目4 − 5

道路ぞいの崖や空き地に見事な群落がある。
一の谷2丁目はかなり広い面積。  住宅地ながら美しい群落が点在し合計すると数千株に達すると思われる。
伐採に追われ厳しい生存状況の神戸だがこの近辺はある程度守られており 自生ノジギクの名所 といえる。

「須磨浦公園駅」(山陽電鉄) 付近

須磨浦公園駅 および 須磨浦病院 の周囲は住宅地として開発されているので連続した群落は無いが小群落が多くあり  野路菊の宝庫 といえる。   須磨浦病院は 別名 野路菊病院 といっていいほど大事に保護されており 内外に美しく咲き 誇っている。


須磨区はまだ探索途中。  まだまだ見つかると思われる。
垂水区はまだ全く探索していない。 



ー 北六甲 −  

≪神戸市北区≫

有馬街道
高速道路下あたりの川沿い。 元気なもの数株自生あり

有馬の交差点の手前の道路沿い(東側) かなりな群落が数箇所
* 「有和荘」という所を少し通りこした東側の道路ぞいの法面に数十株の群落
* 「龍泉閣」「有馬離宮」入り口道路脇の法面にかなりな群落
*そこを通り過ぎた道路脇(本道でなく脇道) 5株ほど



有馬  「湯山稲荷大明神」 前
有明山荘」の向かい側 
* 舌状花が12−13枚位で葉の形態も原始的なもの を含め二つの形態のものが数株。
数は少ないが貴重。 
 (日当たりが悪く生育条件悪し)。 
貴重なので 春夏に周囲の草(イタドリなど)を刈って整備保護の必要あり





神戸市北区有野町唐櫃 「多聞寺」近辺
寺をやや下った場所  伐採の生き残りが少々   ・・・  日本最北端のノジギク と思われる
ここより北地域を徹底的に調査したが見かけず 日本最北点に間違いなし。   近隣にも若干存在。  しかし伐採が続きその生き残りのみ少数。
生育は厳しい。

なお「多聞寺」敷地内に自生する可能性があり もし存在すれば当寺院が日本北限となる。

神戸電鉄 「神鉄六甲駅」 南側 東200M 東谷橋東30メートル
路傍に数十株の群落
向かいの家の人に守られていると思われるが 伐採されてしまう可能性もある。
そ家の自然そのままの大きな庭にも 数十株ほどあるもよう。




神戸電鉄 「神鉄六甲駅」 北側 東200M  北建設局作業場向かい側の斜面 
舌状花13−15枚で葉の形態も原始的な形態のもの10-15株。  注目に値する。 

神戸電鉄 「神鉄六甲駅」  南側 東200M
県道六甲三田線 阪急/神鉄バス車庫入り口付近
川の石垣の隙間などに生えている。
キバナノジギク   約20株  写真はその一部
北区でキバナノジギクのまとまった群落は他に無いのでとても貴重。
キバナノジギクの日本最北点
シロバナも存在。 薄桃色のものもあり当地域独特のものと思われる。   全部合計すると100株以上。

北区有野町唐櫃  六甲北道路ぞい
六甲北道路 唐櫃中学校の道路を挟んだ西側の空き地
数十株の自生あり。  写真はその一部。
未利用空き地の内外に計20-30株のかなりの自生。
しかし せっかく花芽がつくまで成長しても 咲く前に無残にに草刈器で伐採される。




大池 六甲寄りの住宅  古い植生が残っている庭および隣接地
ノコンギクなどと共にかなり多数が生育している
キバナのものも数株 

北区西大池  −  北区では最大の生育地
市営西大池住宅(鉄筋住宅)周辺。
かなり広い範囲の 空き地 道路などに雑草のようにあちこちに多数の株が生育して いる。  北六甲では最大。
市営住宅用として開発されているが 昔はかなり広大な自生地であった可能性。


県道 神戸三田線(有馬街道) 大池花山間
中間の北側崖に10株ばかり自生している箇所あり (見山台入り口やや東)

花山
神戸電鉄「花山」駅より約100M。 真星病院西の田んぼ。

キバナを含め小群落あり。  


「箕谷」 − 「山の街」
* 途中の線路を跨ぐ陸橋の 東側と西側の崖に それぞれ10株ずつくらい生育
* もう少し山の街駅よりの線路脇にも10株くらい生育

* 「箕谷」 上り駅そば東側の線路ぞいに小群落。  但し近くにイエギクもある    ので交雑 している可能性もある。  

山の街
神戸電鉄」「山の街」駅  近く「山の街自治会館」の下の崖にかなり多数の存在あり。   自生の生き残りと考えられる

谷上 

神戸電鉄「谷上」駅北約300メートル地点。山田町上谷上字坂口45あたり。
小群落が幾か所あり注目点である。
元気そうなものが合計数十株あり。

鈴蘭台  末広稲荷神社やや下 及び 稲荷神社駐車場付近
鈴蘭台北町1丁目 末広稲荷西方。 小さな崖の頂上あたりにノコンギクと混じりあって数十株が自生。
近くにも自生の生き残りらしきもの 近くの自生地から移植されたらしきもの などかなりな群落数箇所
近辺の人に守られている様子。
鈴蘭台東町1丁目3−4付近のモータープール入口付近に 自生生き残りと思われる小群落あり。

鈴蘭台  菊水山登り口などにも数株

神鉄「北鈴蘭台」 − 「鈴蘭台」駅  の線路 北側寄り道路ぞい
小さな崖に自生らしきもの数株
線路側崖にも存在
その他 小さな川沿いにもかなりな群落

「北鈴蘭台」駅
駅東側 崖に10株ほど

「北鈴蘭台」 − 「鈴蘭台」
西側 東側 の線路沿いに少数

「甲栄台」と「泉台」を結ぶ陸橋の下付近ののり面

人工的緑地(のり面)にかっての広い自生地の生き残りと思われるものが合計数十株以上あり。

北区山田町福地    県道428「福地トンネル」の入口付近両側
小さな群落2−3箇所。

有馬街道  北区山田町小部 
1)阪急 神姫バス 「峠」停留所(西側) 直ぐ後ろの崖
2)北鈴蘭台への入り口 南側の路傍
3)「交通安全筒井地蔵尊」 脇の草地
  以上三箇所で自生小群落を確認



星和台

星和台5丁目  少し
星和台3丁目   かなり自生
どちらも住宅地の端に位置する緑地。

ひよどり台
自生点ありとの情報が寄せられたがうまく確認できず。

≪垂水区≫
山陽電鉄 「東垂水」駅付近 

東垂水駅そばの線路沿いの のり面にかなり生き残りが自生。
また 「滝の茶屋」駅そばの線路沿いでも確認。
東垂水 滝の茶屋あたりは住宅地としてびっしり開発されており ほとんど緑地はのこされておらず  線路沿いにのみ生き残った様子。

舞子公園

例外的に人工的に移植されたものを記す。
舞子公園の人工緑地に やはり野草の”ツワブキ” と共にかなり見かける。
ただしツワブキの移植が目的で ノジギクはそれに根がくっついてきたものが勝手に育ったと思われる。
どちらもたくましく育ちつつあり さきざき見事な景観を作り上げてゆくと思われる。
(ついでに 神戸の人達はノジギクへの関心があまりにも低く 雑草としか見なしていないという残念な現実を 感じるばかり)  


次の地点でも自生点あり との情報もあるものの 今年度(2014)では都合により確認できず。
垂水区では  「マリンピア入り口付近のJR道路脇」 「学園都市」
西区では 「木見」 「大蔵インター入口付近」 「西神ニュータウン春日台」 「明舞団地」 他
須磨区  「須磨インター出口付近」 「白川ランプ出口北側付近」



また次のような情報があり調査を行う。
西宮市苦楽園 「苦楽園小学校」 「西宮北高」付近。
ノジギク自生の西の限界とされる 神戸市東灘区岡本地区 とは芦屋市をはさんで遠く離れ過ぎており また孤立したものであるたため  古い時代(明治大正期)に移植されたもの  の生き残りではないかと考えられる。
また 「甲山森林公園」でも少し存在するものの近隣では全く見られないため移植されたものと思われる。


ー 野路菊探索についてはまだ記述途中 − 


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全く保護されていないのが神戸(六甲山系)のノジギクのおかれた現状である。
開発された厳しい場所ばかり多く また伐採に追われている。
恵まれない条件のもとで懸命に命をつなぎ 気品の高い美しさで咲くのが六甲山系の 野路菊である。

なお。
六甲山系(神戸)のノジギクは同じ兵庫県の播州姫路地区のものと比べると 葉の形状に少し違いがある。  神戸のものは 3裂5裂する点は同じでも 全体的に丸みをおびているものが多い。 
その点と 海岸近くに自生の多いな他地域もものとは違い 海岸とは遠い場所に自生し 北六甲地区など内陸部にも多いことから 他地域と区別して  六甲山系としての独自の形態を持つものとして ロッコウノジギク  とでも呼ぶべきかもしれない。



ー 加筆 − 

  ノジギクはイエギクとの交雑が いわれているほど多く起きるのでしょうか
ノジギクは 染色体数が54 と同じであることもあり イエギクと交雑したものが多いという見解が多いようです。    山野のノジギクはほとんど交雑したものである という 極論を述べる方々もいます。  しかし時には果たしてそうなのか疑問を持つことも必要ではないでしょうか。
山野のノジギクに交雑が起きるためにはそれなりの条件がそろう必要があります。
   花粉媒介昆虫(ハナアブなど)の移動距離内にかなりのイエギクが存在すること。
   そのイエギクが野生ノジギクと色や大きさなど形態がかなり似ていること。
等です。  しかし
   イエギクは人家 施設 墓地 など限られた狭い場所にしか存在が無い。
   イエギクは昔はかなり特殊で高級な花卉で 一般に栽培が広まってから
   さほど年月が経っていない。
ということがあります。
また 長い年月 イエギクとノジギクを近くで栽培していても交雑など起きていないケースが多くあります。

ノジギクは変異が多いため 交雑が原因とされるようです。  しかし例えば ノコンギク も極端なほど変異の幅が大きくこれも 何かとの交雑による というのでしょうか?    野草の変異の最も大きな原因は生育環境の違いではないのでしょうか?
ノジギクが簡単にイエギクと交雑するのが本当なら 山野に咲くノジギクは現在とは比較できない程 色まちまち 大きさまちまち 七重八重まちまちの交雑種が賑々しく咲き乱れる 光景を作るのではないでしょうか?

またイエギクにも多大な影響を与えることになるのではないでしょうか?  多くのノジギクと交雑したイエギクが生まれることになります。
イエギクは大陸より渡来したものが単独の起源である と主張する多くの方々の論理はどうなってしまうのでしょうか?



当サイトのノジギク探索の内容につき 否定的な意見を述べられる方々があり 紹介しておきます。

<1> 当サイトでノジギクと称しているものは 播州姫路のものと形態に違いがあり 従ってノジギクではないのではないか。
というものです。  また反対に
<2>神戸六甲山系に存在するノジギクは 山野で見られるものを含めてほとんどが播州姫路から移植されたものである。
というものもあります。
ノジギクの形態に関して相反するものであるのが興味深いところです。


姫路地域は自生数が最も多いといわれ また地域住民の方々によって手厚く保護されているので 或る意味ではノジギクの本場と言えます。
ただ ノジギクは四国 九州 南西諸島を含め広く西日本に自生するもので それぞれ頭花や葉などに自生各地で少しずつ形態の違いがあります。     野路菊のように変異の多い野菊は全自生各地とも均一な形態ではありえないのです。
姫路地域のものもそうした数多い自生地区の一つです。    だから姫路地域のものが日本の ノジギクの標準  とまでは言えません。   従って 姫路地域のものとは違いがあるから ノジギクではない とするのは正しい見解ではありません。

当サイトで取り上げた六甲山系のものは ノジギクの特質を総てそなえながら 気候風土にあわせて他地域とはやや個性を違えながら進化してきたとするのが妥当 です。    自生各地の野路菊につても同様なことがいえるはずです。

なお 自生各地のどの地方のものを 標準的な野路菊 とするかは結論の難しい問題です。   今日では 原始ノジギク or 原種ノジギク  というものは消滅しているのかもしれません。


野路菊についてあまり良くご存知ない方は下記サイトをご覧ください 
ノジギクの育て方
ノジギクとは


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